出前授業  生物生産科 2年

 10月20日(木)、本校において生物生産科2年生を対象に、「野生鳥獣の保護と管理における狩猟の社会的役割」と題して群馬県環境森林部自然環境課の方による出前授業が行われました。群馬県は山地が多く自然が豊かであり、多くの野生鳥獣にも恵まれています。ところが、その野生鳥獣(ニホンジカ、イノシシ等)による農林業被害が年間で5億7千万円以上になることに生徒達は驚いていました。普段から作物を大切に育てている生徒達にとっては、一生懸命に育てた農作物までに被害が拡大していることは人ごとではなかったようです。野生鳥獣はただ保護するだけではなく適切にその数を管理しなくてはならないこと、農林業の被害を野生鳥獣から守るために狩猟が必要であること、一方で狩猟者の高齢化が著しいことなどを学び、群馬県の農林業が直面している問題の現状とその対策について深く学ぶことができました。自分たちの故郷である群馬県の未来について考える良いきっかけともなりました。本日はありがとうございました。